日本でヒットするかも!? 魅力あふれる海外専売車5選-トヨタ・日産編

日本でヒットするかも!? 魅力あふれる海外専売車5選-トヨタ・日産編

世界中の道でクルマが走っていますが、国によって求められる性能も異なります。日本の自動車メーカーはそれぞれの国に合ったクルマを発売していますが、なかには日本で販売していないモデルもあります。そこで、日本未発売のクルマで、日本で売ってもヒットしそうなモデル5車種を紹介します。

国内メーカーの海外専売車には魅力的なラインナップがたくさん

 世界中にはさまざまな国があり、その国によって自動車に求められる役割、そして好みが異なります。


日本では極少数派の2ドアSUVも海外では健在(画像は日産「パトロール」)

 日本のメーカーも、海外ではその国にマッチしたクルマを販売していますが、なかには日本で販売しているクルマとは成り立ちそのものがまったく異なる海外専売モデルも存在します。

 それら海外専売モデルの一部には「日本で発売したら売れるかも」と思えるものもあります。そこで、魅力的な海外専売モデル5車種をピックアップして紹介します。なお、今回はトヨタと日産のモデルにフォーカスしています。

●トヨタ「アイゴ」


「パッソ」よりも小さいトヨタのベーシックカー「アイゴ」

 トヨタ「アイゴ」は欧州向けに発売されているコンパクトカーです。日本におけるトヨタのラインナップでは、もっともコンパクトなクルマは「パッソ」ですが、アイゴはそれよりも小さく、全長3455mm×全幅1615mm×全高1460mmと、いわゆるAセグメントとなっています。

 欧州市場では各社とも低価格なコンパクトカーに力を入れ、競争も激化していて、トヨタが取った戦略は、ほかのメーカーと共同開発を行なうというものです。そこで生まれたのが、プジョー、シトロエンを販売するPSAグループとの共同開発によるアイゴです。

 現行モデルのアイゴは2014年に発売された2代目で、外装のデザインは日本の「漫画」「アニメ」に強くインスパイアされたといわれています。

「X」をモチーフにしたフロントマスクや、ヘッドライトからフロントウインドウへとつながるライン、リアの大きなガラスハッチ、フロントバンパーと共通するデザインを持った大胆なリアバンパーが特徴的です。

 イギリスでは、実際に日本の漫画やアニメをイメージしたプロモーション動画「Toyota Aygo Manga」が公開され、大きな話題を呼びました。

 現在日本で販売されるコンパクトカーのデザインは保守的な印象ですが、もし強い個性を持ったアイゴが日本市場に導入されれば、新鮮に映るかもしれません。

●日産「パトロール」


フルサイズSUVとして中東やオーストラリアで人気の「パトロール」

 日産「パトロール」は、日産のSUVにおけるフラッグシップというポジションです。かつては日本でも「サファリ」の名で販売されていましたが、2007年に日本市場での販売が終了し、いまは中東やアフリカ、オーストラリアなど海外専売モデルとなっています。

 その堂々たるボディサイズは、全長5165mm×全幅1995mm×全高1940mm(5ドア)で、日産のSUVである「エクストレイル」よりもはるかに大きくなっています。

 トヨタのSUVのフラッグシップに位置するランドクルーザーのボディサイズは、全長4950mm×全幅1980mm×1870mmですから、パトロールはランドクルーザーよりも大きいクルマということになります。

 ちなみに、日産パトロールには「ニスモ」バージョンが存在します。こちらは「GT-R NISMO」でお馴染みとなる、ホワイトのボディカラーにレッドのアクセントが入るスポーティな外観が特徴です。

 現在の日本市場においてはランドクルーザーが安定した販売を記録しており、勝るとも劣らない魅力を持つパトロールは、日本市場で復活すれば受け入れられる可能性がありそうです。

●トヨタ「エティオスクロス」


サイズ的には日本の道にベストマッチするSUV「エティオスクロス」

 トヨタ「エティオスクロス」は新興国を対象に販売されるクルマです。もともとの「エティオス」はセダンですが、派生モデルとして「エティオスリーバ」というハッチバックも存在します。

 そして、このエティオスリーバをSUV仕様に仕立て上げたのが「エティオスクロス」です。

 外装ではルーフレール、スキッドガードとグリルバーをイメージしたフロントバンパーに、樹脂製のオーバーフェンダー、サイドパネル、リアバンパーが採用されています。

 さらに、車高が上げられたことで一層のオフロードテイストが感じられるクルマに仕上がっており、オレンジやレッドという明るいボディカラーもラインアップされ、若者をターゲットとしています。

 ボディは全長3895mm×全幅1735mm×全高1555mmと、日本での使い勝手もちょうどよいサイズで、インドでの価格は65万ルピー(日本円で約102万円)からという設定です。

 日本国内でこれに近い雰囲気やサイズは「アクア クロスオーバー」(205万2000円から)ですが、このエティオスクロスは、よりワイルドな雰囲気を持っていて、しかもアクアの半分くらいの価格なので、大いに魅力的です。

日本では数が少なくなった本当のベーシックカー

●ダットサン「レディ・ゴー」


格安ながらも存在感のあるデザインの「レディ・ゴー」

 かつて日産が国内外にて「フェアレディ」や「サニー」「ブルーバード」で展開していた「ダットサン」ブランドは、一旦消滅してしまいました。

 しかし、2012年に、ダットサンはインド、南アフリカ、インドネシア、ロシアなど、新興国向けブランドとして復活しました。

 そのダットサンがインド市場で販売しているのが「REDI-GO」、読み方はそのまま「レディ・ゴー」です。大きなヘッドライトを持つ躍動感があるスタイルが印象的な、コンパクトなベーシックカーとなっています。

 ボディサイズは全長3429mm×全幅1560mm×全高1541mmと軽自動車よりもひと回り大きいくらいで、エンジンは54馬力の0.8リッターと68馬力の1リッターと、どちらも直列3気筒です。

 未舗装路の多いインドでも快適に走れるようにと、最低地上高を185ミリに高めたワイルドなスタイルで「ルビー」「ライム」といった、若者へと訴求できる明るいボディカラーを揃えていることも特徴です。

 しかし、レディ・ゴー最大の特徴は、その外観ではありません。インドで「はじめてクルマを持とうと考える家庭」をターゲットとして開発されたため、戦略的な価格設定で、現地価格は26万7690ルピー(日本円で約42万円)からとなっています。

 さすがにこのまま日本での販売はありえませんが、安全装備を充実させつつ日本の法規対応をしたとしても、かなり安価に抑えられるのではないでしょうか。

●トヨタ「プロエースシティ」


とても商用車とは思えないほどスタイリッシュな「プロエースシティ」

 トヨタ「プロエースシティ」は、2019年春、欧州市場向けに発表されたばかりの新型車です。今回紹介するクルマのなかでは唯一の商用車ですが「アイゴ」同様にトヨタとPSAグループによる「各社でコストを分担し、より良いクルマを作る」という考えのもと開発されています。

 車体は全長4400mmのショートボディと全長4700mmのロングボディが用意されています。インフォテイメントシステムも充実していて、8インチサイズのタッチスクリーンやコネクティッドサービスにも対応。

 そのほか、アダプティブクルーズコントロール、交通標識認識システム、ヘッドアップディスプレイなど先進運転支援システムを搭載できます。

 日本で商用車というと簡素なイメージがありますが、欧州に関しては、乗っている時間が長く走る距離も長い商用車だからこそ、充実した装備が与えられているのかもしれません。

 外観についても日本の商用車とは一線を画すSUV的な雰囲気を漂わせています。

 日本でクロスオーバーSUVテイストのミニバンとして販売すれば、新ジャンルを開拓できるかもしれません。

※ ※ ※

「隣の芝は青い」ではないですが、手に入らないとなると、それだけで魅力的なクルマに見えてしまいます。

 逆に海外の人に日本専売車は人気がありますので、国を問わず心理としては同じなのかもしれません。

 かつて海外専売車が日本で販売されたこともありますが、そう簡単ではなく、やはり法規対応がネックとなったようです。

 とくに近年は安全装備や排気ガス規制が厳しくなっていますので、今回紹介したクルマを国内で販売するのは、かなりハードルが高いといえます。


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