緊急自動車の色はどう決めてる? 赤や白黒を使う独自のルールとは

緊急自動車の色はどう決めてる? 赤や白黒を使う独自のルールとは

パトカーは白と黒、消防車は赤、救急車は白に赤い帯というように、緊急自動車の車体の色は統一されています。そんな緊急自動車のカラーにはどのようなルールがあり、どのようにして決められているのでしょうか。

パトカーや救急車などの緊急車両のクルマの色は、どうやって決まる?

 パトカーは白と黒、救急車は白地に赤のラインなど、緊急自動車(緊急車両)の多くには統一されたボディカラーが採用されています。これらの色やデザインに、決まりはあるのでしょうか。

栃木県警の日産 GT-Rのパトカー栃木県警の日産 GT-Rのパトカー

「道路運送車両の保安基準」を見ると、「緊急自動車の車体の塗色は消防車は朱色とし、その他の緊急自動車にあっては白色とする」と規定されています。

 また、道路運送車両の保安基準の第49条には、「緊急自動車は、当該自動車が緊急自動車であることを他の交通に示すことができるものとして、車体の塗色に関し告示で定める基準に適合しなければならない」とも定められています。

 さらには「緊急自動車には、当該自動車が緊急自動車であることを他の交通に示すことができるものとして、警光灯の色、明るさ、サイレンの音量に関し告示で定める基準に適合する警光灯及びサイレンを備えなければならない」と決められているのです。

 一方で保安基準では、以下の緊急自動車については車体の塗色を規定していません。

・警察自動車、検察庁において犯罪捜査のために使用する自動車又は防衛省用自動車であって緊急の出動用に供するもの

・刑務所その他の矯正施設において、緊急警備のために使用する自動車

・公共用応急作業自動車

・海上保安庁用自動車であって、緊急自動車として取り扱われる自動車及び不法に開設された無線局の探査のために総務省において使用する自動車

・入国者収容所又は地方入国管理局において、容疑者の収容又は被収容者の警備のために使用する自動車、救急自動車のうち重度の傷病者でその居宅において療養しているものについて、いつでも必要な往診をすることができる体制を確保している医療機関が、当該傷病者について必要な緊急の往診を行う医師を当該傷病者の居宅にまで輸送するために使用する自動車

すべての緊急車両が規定の色でなくてもOK

 保安基準では、救急車の車体の塗色はその他の緊急車両となるため白である必要があります。しかし、救急車の車体の塗色には、白のほかに赤や青などのラインが入っている場合もあります。

 これは、保安基準の細目を定める告示には、「車体の塗色の大部分の塗色が前号に規定する塗色である場合は、前号の基準に適合するものとする」と記されており、救急車のように大部分が白であれば、違う塗色が部分的に使用されていても問題はありません。

消防車のイメージ消防車のイメージ

 また、パトカーも「警察車両」となるため、上記例外に含まれます。では、なぜパトカーは現在の白黒のデザインになったのでしょうか。

 警察庁によると、1950年6月に初めて導入されたパトカーの塗色は白でしたが、当時の道路事情では車の汚れがひどくなることから、警視庁が黒色セダンを基本に米国のパトカーを参考にした白黒ツートンを採用。その後、1955年に全国のパトカーが白黒ツートンに統一されたとのことです。

 緊急自動車は、事件や事故の際に急いで目的地に到達する必要があるため、ほかのクルマと区別できるような車体の塗色を採用しています。クルマで走行しているときにサイレンを聞いたら、速やかに道を譲るのもドライバーとしての務めです。


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