ホンダの軽自動車が好調なセールスを記録していますが、発売から8年目に突入した「N-ONE」苦戦が続いてします。そんななか、新型N-ONEがひっそりと公開されまた。謎が多い新型N-ONEはなにが変わるのでしょうか。

新型「N-ONE」が突如登場!? 一見変わったようには見えないのだが……

 現在、日本で一番売れているクルマといえば軽自動車です。なかでも2019年にホンダ「N-BOX」は25万3500台を販売しており、これは登録車でトップのトヨタ「プリウス」(12万5587台)の2倍以上にもなります。

 それほどまでに人気があるホンダの軽自動車ですが、ラインナップのなかで「N-ONE」は苦戦を強いられている現状です。

 そんな状況のなか、東京オートサロン2020に新型モデルと予測できるコンセプトカーが控えめに展示されていました。新型N-ONEは、何が変わるのでしょうか。

 N-ONEはN-BOXなど「Nシリーズ」の第3弾として、2012年に発売されたトールワゴン系の軽自動車です。

 発売から8年目を迎えていますが、これまで3度のマイナーチェンジと、グレードの追加がおこなわれてきました。

 しかし、N-BOXに代表されるスーパーハイトワゴン系ほどのヒットにはなっておらず、2019年の販売台数は1万5462台とN-BOXの16分の1でした。

 そんなN-ONEですが、2020年1月10日から12日まで、千葉県の幕張メッセで開催されていた「東京オートサロン2020」に、新型モデルが控えめに展示されていたのです。

 ホンダブースには、2020年2月に発売される新型「フィット」をベースとした「モデューロX」や、2020年モデルの「S660」、さらに新型「シビック タイプR」がサプライズで初公開されるなど、話題のモデルが満載。

 そのホンダブースで展示されていた「N-ONE カフェレーサーコンセプト」が、じつは新型N-ONEをベースにしたモデルだったのです。

「カフェレーサー」とは、1960年代のイギリスで起こったバイク乗りのムーブメントで、改造したバイクをカフェの前に停めて自慢しながら、公道レースをおこなうというものです。

 現在では、クラシカルな要素を取り入れてチューニングやドレスアップが施されたバイクやクルマをカフェレーサーと呼ぶ、カスタマイズのスタイルのひとつになっています。

 N-ONE カフェレーサーコンセプトのスペックなどは公開されておらず、謎が多いのですが、見た目はN-ONE RS風の外装でローダウンされ、タイヤやホイールの変更と、レーサーイメージのボディカラーとトーイングフックが装着されているくらいです。

 外装で現行モデルと明らかに異なるのがフロントフェイスとリアバンパーの意匠ですが、新型N-ONEのデザインがこれになるは不明。

 しかし、内装を見ると2代目「N-WGN」のインパネに酷似したデザインとなっており、さらに、これまでN-ONEには設定されていなかった6速MTが採用されています。

 また、エンジンルームは非公開だったためエンジンの種類はわかりませんが、同社のN-WGN系シャシならば従来の「S07A型」から「S07B型」に換装されているはずです。

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 ホンダの担当者に聞くと「N-ONE カフェレーサーコンセプトは2020年の秋に発売を予定しています」とのことなので、新型N-ONEはそれよりも前の2020年夏には発表されると予想されます。

 これまで、大きな変更を受けてこなかったN-ONEも、ついにフルモデルチェンジされることになりそうです。

 また、現在、スポーティなワゴン系軽自動車はスズキ「アルトワークス」の独壇場ですから、N-ONE カフェレーサーコンセプトが市販されれば、強力なライバルになるのではないでしょうか。