玩具メーカー大手のタカラトミーが発売するミニカー「トミカ」が、2020年に発売から50周年を迎えました。玩具ブランドとして見てもかなりのロングセラーといえるトミカが、50年間人気を博している背景には、どのようなものがあるのでしょうか。

令和の時代も人気! トミカが愛され続ける理由とは

 小型ダイキャスト製ミニカーとして知られる「トミカ」が、2020年に発売から50周年を迎えました。これまでに発売された車種数は累計で1050以上にのぼります。

 昭和から平成、そして令和の時代まで、トミカが日本の子どもたちから愛され続ける魅力とは、一体何でしょうか。

 トミカは1970年に日本初の手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカーシリーズとして発売されて以降、1972年には60車種、1974年には100車種を突破。

 現在は全140車種を常にラインナップしているほか、大人の鑑賞にも耐えるプレミアム仕様「トミカプレミアム」をはじめとした派生モデルも存在するミニカーブランドとして知られています。

 トミカが50年にわたり人気を博していることについて、タカラトミーは次のようにコメントします。

「トミカは、外国製のミニカーが全盛で国産車のミニカーを求めるお客様の声が高まっていた当時、『日本の子どもたちにもっと身近な国産車のミニカーで遊んでもらいたい』という熱い思いのもと、発売されました。

 これまでの累計販売台数は、6億7000万台を超えています(2020年1月現在)」

 また、ミニカー収集・研究家として数多くのテレビ出演経験を持つ加藤博人さんに、50周年を迎えたトミカについて話を聞きました。

――ミニカー研究家の加藤博人さんから見た、トミカの魅力とは何でしょうか

 子どものお小遣いでも買える価格(450円)でありながら、高い安全性と耐久性を持ち、実車に忠実なつくりであることがトミカの魅力だと思います。様々な制約(コスト、サイズ、デザイン、安全性など)がある中で、実車の特徴が1台1台丁寧に再現されているところも凄いです。

――今後登場するトミカのラインナップへの要望や、期待していることはありますでしょうか

 レギュラーのトミカで昔の車種を出してほしいです。現在、トミカリミテッドヴィンテージ(トミカが誕生する1970年以前の車種)やヴィンテージネオ(1970年以降)では古いクルマが続々と出ていますが、赤箱のレギュラートミカでこれまでトミカになっていない車種(1980年〜2000年)を出してほしいです。

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 トミカは発売当初から時代にあった子どものお小遣いで買える価格、実車の再現度が大きな魅力となっているようです。

 トミカを販売するタカラトミーは、発売50周年となる2020年はこれまでの感謝を込めて、新商品の発売やファン向けイベントの実施などをおこなうということです。