自動車保険は、20代だと保険料が高いケースもあります。そこで、ネット通販や窓口、販売ディーラーなど、各種類を比較しながら賢い選び方を探っていきましょう。

各種類の自動車保険を比較! 選ぶ際のポイントや注意点とは?

 世の中には、さまざまな自動車保険があり、どこに加入するべきか迷うところです。なかには、20代だと事故率が高いと見込まれて、保険料が高くなるケースや加入者の年齢がプランによって制限されるケースもあるため、保険会社の選び方には注意が必要です。実際に、ネット通販や窓口、販売ディーラーでは、どのような違いがあるのでしょうか。

 自動車保険には、インターネットを通してサービスを展開する「ダイレクト型」と、担当者と話し合って契約を結ぶ「代理店型」の2種類があります。この代理店型は、窓口やディーラー保険も含まれます。

 ダイレクト型の場合、見積もりや申込み手続きは、書面・ネット・電話など、複数の方法を選択できます。また、見積もりについて相談したい場合も、ネットもしくは電話による対応となります。

 保険のプラン内容や加入条件の設定など、「自分で保険を作っていく」のも特徴です。代理店手数料が発生しないので、料金も比較的リーズナブルだといえます。

 一方、代理店型は担当者と直接やり取りをしながら、見積もり・申込み手続きをおこないます。相手の希望条件に合わせて担当者が見積もりを提示するほか、プラン内容の比較など、ほとんどを担当者に委ねます。別途、代理店手数料が発生するため、ダイレクト型に比べると料金はやや高めです。

 サポート内容については、ダイレクト型は補償サービスが充実しており、迅速な対応を受けられます。実際に、ロードサービスの一貫として交通費や宿泊費を負担してくれる会社も存在します。

 対して、代理店型の補償サービスは標準的な内容です。ただ、近年では、ダイレクト型並みの補償を用意する会社もあります。損害保険会社の代理なので、相談内容によって本社に確認を取る必要があり、対応に時間がかかることもあるようです。

 なお、同じ代理店型でも、ディーラー保険は独自のサポートを導入しています。その一例として、ホンダが提供する「Hondaあんしん保険プラン」は、盗難やいたずらによる被害、走行中の飛び石による傷など、なんらかの問題でクルマに傷がついてしまった場合は保険内で修理できる補償サービスを展開しています。

 また、ダイレクト型と代理店型で唯一共通する点で「示談交渉力」があります。示談交渉は、過去の事故事例をもとに過失の割合を決定するため、保険会社の種類や大小で、影響することはありません。

※ ※ ※

 各種自動車保険を比較した結果、ダイレクト型は「コストを抑えて自分で保険を選びたい人」、代理店型をはじめとする窓口やディーラーは「保険に詳しくない人」、といった選び方が最適といえます。

 ダイレクト型の場合、コストパフォーマンスに優れているのが最大の強みです。また、理解を深めながら納得して補償内容を選ぶことができるので、自分の保険は自分で選びたいという人におすすめです。

 代理店型は、プランの比較や補償内容の提案をすべて任せられるほか、対面式によるサポート体制が整ってるので、自動車保険初心者にとっても安心といえます。

自動車保険を安くするにはどうする?

 自動車保険を選ぶ際に、ひとつ注意したいのが「年齢制限」です。なかでも、20代は交通事故を起こすリスクが高いとされることがあり、保険料を抑えたプランの加入が難しくなります。とくに、コスト重視のダイレクト型は年齢にシビアです。

 たとえば、免許を取得したばかりの20歳男性が、ダイレクト型・代理店型で見積もりを出すと、「ダイレクト型40万円」「代理店型15万円」といった結果が出ることもあります。

 そもそも、ダイレクト型は、30代から50代をターゲットにした保険で、事故を起こすリスクの少ない世代に推奨されています。若い人が自動車保険を選ぶ場合は、代理店型の保険が適しているようです。

 このように、自動車保険は年齢を制限することで、保険料を安くできる仕組みがあります。一般的に、年齢条件を設けない「条件なし」や、21歳、26歳、30歳で、区切られることが多く、「条件なし」は一番保険料が高くなり、条件年齢が上がるにつれて安くなります。

 そのため、自分の年齢が上がったタイミングで、すぐに年齢条件を見直すせば、保険料を少しでも抑えることができます。

 若い世代の自動車保険料が高くなってしまう実態について、大手自動車保険会社スタッフは以下のように話します。

「20代は、統計的に交通事故のリスクが高いというデータがあり、その分補償金額も圧倒的に多いため、保険料を上げざるをえません。

 しかし、加入条件によっては安くなる可能性もあるので、まずはクルマの用途や状況をお伺いして、相談していきます。

 たとえば、家族と一緒にクルマを使っている場合、親御さんの契約にお子さまを結びつけることで、多少コストを抑えられます。これは、別居していても同じです。ただ、自分名義でクルマを購入して本人しか乗らないとなると、金額を抑えるのは難しいです。

 基本的に、未成年から20歳までの人は、保険料が高くなります。ただ、誕生日に合わせて年齢条件を変更できるため、その都度手続きをすればコストカットは可能です。さかのぼって適用できないので、誕生日前に申告手続きをするのがおすすめです」

 また、前述とは別の保険会社スタッフは以下のように話します。

「補償内容を変更することで、安くすることも可能です。なかでも、とくに高いのが車両保険なので、こちらを外せば大幅に値段が変わります。

 しかし、クルマが衝突して故障しても、保険による修理費の負担ができません。また、誰かと事故を起こした際、発生する過失の損害賠償金は、車両保険から負担するため、外してしまえば自己負担になります。そのため、よく考えてから外したほうがいいでしょう。

 家族に11等級以上の人がいれば、2代目のクルマとして7等級からはじめられ、他社の自動車保険でも適用可能です。なお、これは一緒に住んでいることが条件なので、一人暮らしの方には適用できません。また、クルマを未購入であれば、車種の選別も大切です。軽自動車は比較的安く、外車になると高くなります」

※ ※ ※

 家族との兼ね合い、更新時期、車種の選別などが重要となるようですが、どの自動車保険会社も、まずはクルマに乗る人の状況を把握しないことには、高くなる・安くなるといった判断は難しいようです。

 しかし、広告代理店型の窓口やディーラー保険では、見積もりやプラン決定など、柔軟に対応してくれるようです。

 若い世代をはじめ自動車保険選びに不安がある場合は、まずは近くの保険会社か販売ディーラーで相談することをオススメします。