パリで開催されたレトロモビルに、1台のランボルギーニ「ミウラSVJ」が展示されました。ボブ・ウォレスが開発していた伝説の「イオタ」のレプリカの1号車です。しかし、ポロストリコはもっと重大な発表をしました。その発表から予想されることとはなんでしょうか。

ランボルギーニのクラシック事業の未来が見えた!

 2020年2月4日から9日まで、パリで開催されていたクラシックカーの祭典レトロモビルにて、ランボルギーニ・ポロストリコは、イオタ・レプリカの1号車となる「ミウラSVJ」を展示しました。

 ランボルギーニのテストドライバーであったボブ・ウォレスが、FIA付則J項のツーリングカー/GTカーのカテゴリーに参戦するべく、「ミウラ」をレース仕様に改造しテストをおこなっていた車両が「J(イオタ)」と呼ばれています。
 
 このオリジナルのイオタは、レースへ参戦することなくあるカスタマーの手に渡り、一般道での事故により、現存していません。
 
 1970年代のスーパーカーブーム時代に、ランボルギーニ・イオタとして紹介された車両の多くは、ランボルギーニのファクトリーを訪れたカスタマーたちが、オリジナルのイオタを見て、自分のミウラでイオタ・レプリカ(ミウラSVJ)に仕立ててもらった車両でした。
 
 今回のレトロモビルで展示されたミウラSVJは、元レーシングドライバーでランボルギーニの輸入を手掛けていたドイツのフーベルト・ハーネの依頼により1973年に製作されたイオタ・レプリカ1号車です。
 
 当初はブラックの塗装にホワイトブラックのレザーのインテリアでしたが、1977年にハーネがブラックのインテリアはそのままに塗装をシルバーに変更し、以来その姿を保っています。
 
 2000年代初期までドイツ内で所有されていましたが、その後日本のコレクターの手にわたり、以後一般に展示されることはありませんでした。
 
 このミウラSVJをランボルギーニ・ポロストリコがレストアをおこないました。オリジナルの状態を余すことなく保存・復元するため、製作当時の資料や証言を求めてアーカイブに保管された文書を徹底的に調査するところから今回のレストアはスタートしました。
 
 レトロモビルには、ミウラSVJと共に、ボディワーク、エンジン、サスペンション等がスペアパーツで製作されたミウラP400Sも展示。
 
 ポロストリコは、ボディワークのパネルの復元には特に注意を払い、完全に同じ寸法でオリジナルの形を忠実に再現しています。これは、今回のイベントで紹介される認証ラインのコンセプトの下でおこなわれたものです。
 
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 ランボルギーニでは、オジリナル性を保証すると同時にコレクターが心から安心して運転できるクラシック・ランボルギーニの種類を拡大すべく、シリンダーヘッドやボディワーク等の純正スペアパーツを常時追加しています。

 アストンマーティンやベントレー、ジャガーなどが、クラシックモデルを数量限定で製作し、販売していますが、そのうち、新車のミウラやカウンタックが販売される日が来るかもしれません。