漫画風塗装をクルマのプラモデルに施し、漫画で描いた背景と組み合わせた「しげの先生風頭文字Dプラモデル」がツイッター上で公開され、その驚くべき完成度の高さに話題となっています。

始まりは「ミニカーを頭文字D風に塗ったら面白い商品が作れるのでは?」という思いつき

 それぞれの愛車で峠道での最速を競う、「走り屋」と呼ばれる若者たちの世界を描いた人気漫画「頭文字D」。その原作者である、しげの秀一先生風プラモデル作品が、ツイッターで公開され、話題となっています。いったいどんな作品なのでしょうか。

 作品を公開しているのは、SHINGA(@matin19761)さん。トップ画面に固定された「しげの先生風頭文字Dプラモデル」の4コマ作品は、公開後たちまち2万9000リツイート、5万3000いいねを獲得しています。(2020年3月18日時点)

 頭文字Dに頻繁に登場する、スキール音まで描かれた迫力あるクルマ同士のバトルシーンの背景に、漫画風の塗装を施したクルマのプラモデルを置くことで、漫画からクルマが飛び出してきたよう大迫力の作品は、「メチャクチャカッコイイです!!!」や「凄い迫力です」など、多くの反響を呼んでいます。

 また、SHINGA(@matin19761)さんは、スピード感溢れるプラモデル作品とは対照的な、ほのぼのした印象のキャラクターが軽自動車やドライブの魅力にハマっていく漫画、「Kどら」も連載し、大人気です。

 これらの作品を生み出し続けるSHINGA(@matin19761)さんは、いったいどのような人物なのでしょうか。インタビューしてみました。

――漫画風の塗装でカープラモを作り始めたきっかけを教えてください。

 最初はミニカーを頭文字D風に塗ったら面白い商品が作れるのでは? と考え、ふと以前作った「86」のプラモデルを試しに塗ってみたのがきっかけです。

 これは面白い! と思って新たに真剣に作ったら、バズったのでびっくりしました。

――漫画風塗装を施したクルマのプラモデルは、1台完成させるのにどれぐらい時間がかかりますか?
 また、製作時にこだわっているポイントを教えてください。

 真剣に作ると3日〜4日かかります。こだわりはとにかく躍動感を出すことでしょうか。

 動いてないのに動いているように感じさせるという部分には、かなりこだわっています。
 
――軽ガールズ漫画「Kどら」を描き始めたきっかけは?

 僕自身、小さいクルマが大好きで、確かに大排気量のスポーツカーも楽しいのですが、Kカーの楽しさはまた違った意味で楽しいんです。

 その楽しさを多くの人に知って欲しいという意味で描き始めました。

――Kどらの簡単なあらすじを教えてください。

 ドライブは好きだけど、峠を攻めたりすることにはあまり興味がない女子高生「初台ケイ」が、ひょんなことからホンダの「ライフダンク」を手に入れます。

 それによって友達ができて、サーキットの走りに目覚めていきます。そして、サーキットだけではなく、Kカーの魅力、ドライブの魅力を感じながら、友情を深めていく漫画です。

――車種を含めて、ブラモデルはゴリゴリの走り屋テイスト、Kどらは、ほのぼの系タッチで描かれていますが、そこになにか意図はありますか?

 ゴリゴリの走り屋漫画は、頭文字Dなどほかにも沢山あるのでいまさら僕が描く意味はないかなと……。かといって、プラモデルをほのぼの系で作ってもそれはそれで楽しくないので棲み分けをしています。

――今後、これらの作品を通してどんなことをしていきたいですか?

 僕の作品を見て「楽しいな」「かっこいいな」と思ってくれれば本望ですけど、それによってクルマ業界がもっと盛り上がって、クルマ好きな人が増えてくれれば幸せです。

――1番好きなクルマや、いつか乗ってみたいクルマは?

 2シーターオープンは夢です。いまは人を乗せることが多いので無理ですが……。いつか乗りたいです。

――現在の愛車と、その購入理由は?

 ホンダ「クロスロード」をメインにサブでライフダンクに乗っていましたが、駐車場の関係でクロスロードを手放し、いまはライフダンクをメインに使っています。

 社用車として買ったのですが、乗ってみると速いし荷物も載るし最高です!

――SHINGAさんにとって「クルマ」ってなんですか?

 魔法の箱です。普段行けない場所に連れて行ってくれる、どこでもドアみたいな存在です。

 昔あった、日産「ラシーン」のCM。あのCMのイメージが、僕の持っているクルマへのイメージとかなり近いです。

 事故や煽り運転が無くなって、みんなが笑顔になれる魔法の箱であってほしいです。