7年ぶりのフルモデルチェンジを遂げたトヨタの新型「ハリアー」。2020年4月13日の発表時には、発売日や価格・納車時期は明らかになっていませんでした。また、現状のユーザーからの評判はどのようなものなのでしょうか。

新型ハリアーは299万円から設定!?

 2020年4月13日にフルモデルチェンジを発表したトヨタの新型「ハリアー」。その時点では、価格や発売日が公表されていませんでした。今回、明らかになった発売日や価格、納車時期を紹介します。

 現在のトヨタは「ライズ」、「C-HR」、「RAV4」、「ハイラックス」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー」そして現行モデルの「ハリアー」といった多くのSUVをラインナップ。さらには、2020年秋にはライズとC-HRの中間モデルとして「ヤリスクロス」の登場も控えています。

 そんななかで、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型「ハリアー」。1997年に初代モデルを発売して以来、従来のSUVカテゴリーにとらわれない都市部での使用を前提とし、ファッション性も高く多彩な用途にも対応可能な「都市型SUV」として、新たなジャンルを切り拓き、早くからSUV市場を先導し続けてきました。

 新型ハリアーのボディサイズは、全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm。従来ハリアーの全長4725mm×全幅1835mm×全高1690mm と比べて、長く広くなっているものの、全高を下げていることで、低重心のスタイルとなっています。

 ボディカラーは、プレシャスブラックパールをはじめ、彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定。内装色は、コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックといった3色展開です。

 パワートレインは、2リッター直列4気筒エンジンを搭載するガソリン車と2.5リッター直列4気筒エンジン+2モーターシステムを組み合わせたハイブリッド車が設定され、従来モデルにあった2リッターターボ車は廃止されました。

 なお、ガソリン車とハイブリッド車ともに2WD/4WDを設定。4WDは、ガソリン車は「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車は「E-Four」と機構が異なります。

 安全面では、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備。また、走行中の前後方向映像を録画可能な「デジタルインナーミラー」をトヨタとして初採用しました。

 快適機能では、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)をハイブリッド車に設定。家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、停電などの非常時には発電機として使用可能です。

 また、T-Connect SD ナビゲーションシステムは、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイを採用し、スマートフォン連携機能も対応。さらに、JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)が、先進かつ臨場感のある音響空間を提供します。

 さらに、トヨタ初の装備として調光ガラスを用いた「電動シェード付パノラマルーフ」を採用。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を演出しています。

 発表後の評判について、首都圏のトヨタ販売店は、次のように話します。

「新型ハリアーが発表された後は、多くのお客さまからお問合せを頂いております。既存のトヨタ車に乗られている人以外にも、他車SUVや輸入車SUVに乗られているお客さまからも興味を示して頂いています。

 また、新型コロナの影響で販売店に来れないこと、そして現時点ではカタログや実車が無いなかでも、詳細なスペックが公表されていることもあり、2020年5月15日から先行受注を開始する予定ですが、多くの予約が入るのではないかと期待しています。

 あとは、5月1日からトヨタの全店舗で全車種が扱えるようになった最初の新型モデルです。これまでハリアーを販売していなかった当店としては、新たなお客さまの獲得を期待したいと思います」

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 なお、新型ハリアーの展開グレードは、ガソリン車/ハイブリッド車共に「S/G/G“Leather Package”/Z/Z“Leather Package”」を設定しています。

 前出の販売店スタッフは、「Sでは標準装備でなくても、GやZでは標準装備になるものが多いので、ガソリン、ハイブリッドともにGやZが人気になるのではないでしょうか」と話しています。

 なお、販売会社や地域によっては5月16日から先行受注開始となる場所もあるようです。

気なる新型ハリアーの発売日や価格・納車時期は?

 従来型ハリアーの価格は、ガソリン車(300万4100円から385万円)、ハイブリッド車(384万4500円から468万9300円)となっています。

 では、新型ハリアーでは価格にどれほどの変化があるのでしょうか。

 前出とは別のトヨタ販売店によると、2リッターガソリン車のベース価格は約299万円(2WD)、約319万円(4WD)。同じガソリン車の最上級グレードとなるZ“Leather Package”は約443万円(2WD)からの設定だといいます。

 2.5リッターハイブリッド車のベース価格は、約358万円(2WD)となり、同じく最上級グレードZ“Leather Package”が約504万円(E-Four)からになるようです。

 また、トヨタ初の装備として注目される「電動シェード付パノラマルーフ」と「デジタルインナーミラー」については、次のように説明しています。

「パノラマルーフは、全車でオプション設定となり、価格は約19万円です。インナーミラーは、Sグレード以外には標準装備されます。

 いくつかの問合せでは、『ドラレコの代わりになるのか』という質問を頂いておりますが、エンジン始動時に前後のカメラ映像を録画出来るため、ある程度はドラレコの代わりになるかもしれません。

 しかし、駐車時などの録画機能などは現状無いようですので、そのあたりの予防を考えるのであれば、別途ドラレコを購入された方が良いです」

 新型ハリアーの発売日は2020年6月17日だといい、予約受注は前述のように2020年5月15日から開始されるようです。カタログ発送については、発売日以降を予定しているといいます。

 また、納車時期について、販売店スタッフは次のように話します。

「まだ予約受注が開始されていないので何ともいえないですが、すぐに予約頂ければ、7月上旬には納車が可能だと思います。ただし、実車を見てから検討したい場合は、6月末頃に展示車が各販売店に配備されるため、その後の受注となると納車は10月から12月くらいになるかもしれません」

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 元祖ラグジュアリーSUVとして登場したハリアー。新型モデルでは、さらに深化させた上質さで輸入SUVに負けないモデルとして注目されているようです。