日本自動車販売連合会(自販連)が発表した2020年4月の乗用車販売ランキングにおいて、トヨタ「ヤリス」が初めて首位になりました。

「ヤリス vs フィット」4月はヤリスに軍配が上がる

 日本自動車販売連合会(自販連)が発表した2020年4月の乗用車販売ランキングにおいて、トヨタのコンパクトカー「ヤリス」が1万119台を登録し、2020年2月の発売以来、初のトップになりました。

 なお、3月の順位は1位トヨタ「カローラ」、2位ホンダ「フィット」、3位ヤリスと、フィットのほうが上位でしたが、4月はフィット(8977台)が2位とヤリスが逆転。

 ヤリスとフィットはどちらも2020年2月に発売されたコンパクトカーということで、ライバル争いが過熱しています。

 そのほかの順位は、3位がトヨタ「シエンタ」(6982台)、4位がトヨタ「カローラ」(6679台)、5位がホンダ「フリード」(6030台)でした。

 新型ヤリスは、前身の「ヴィッツ」から車名を一新。コンパクトカーの域を超える新世代コンパクトカーとして、日本をはじめ、欧州などで販売されています。

 アクティブで躍動感のあるデザインに加え、コンパクトカー向けのTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディとしました。

 パワートレインは、1リッターガソリン、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドの3種を用意しており、とくにハイブリッド車は力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現しました。

 ヤリスの派生車種として、ホットハッチの「GRヤリス」やクロスオーバーSUVの「ヤリスクロス」が2020年夏から秋に登場する予定です。

 例年、1月から3月はお年玉商戦や年度末の決算セールなどがおこなわれ、クルマが多く売れる時期ですが、その反動で4月はあまり売れないといわれています。4月に1万台を超えたのはヤリスのみで、2位以下は9000台を切る結果となりました。

 好調な販売を記録していたトヨタ「ライズ」(5545台)は7位(3月は4位)、トヨタ「プリウス」(4669台)は9位(同、7位)、日産「ノート」(3786台)は13位(同、5位)と順位を下げている一方、トヨタ「アルファード」(5739台)は6位(同、14位)とランクアップするなど、ランキングが変動しました。

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 新型コロナウイルスによる生産工場の稼働停止や、販売店の営業自粛に加え、車検や自動車税、運転免許の更新などの期限が延長されるなど、自動車関連事業を取り巻く環境にも大きな影響を与えています。

 6月にはトヨタ「ハリアー」やダイハツ「タフト」などの新型車の投入が決まっていますが、それらの今後の動向が注目されています。