日産が海外で展開するSUVに、「テラ」というモデルがあります。頑丈なフレーム構造のSUVとして、中国や東南アジアで販売されているのですが、テラとはどのようなモデルなのでしょうか。

日産が海外で販売するSUV「テラ」って何者!?

 日産が海外で販売するモデルに、「テラ」というSUVが存在します。日本ではかつて「テラノ」というオフロードSUVが販売されていましたが、車名は似ているものの、テラはテラノの後継モデルではありません。

 テラとはどのようなモデルなのでしょうか。

 テラが発表されたのは、2018年の北京モーターショーです。小型商用車(LCV)事業の新型車第1弾となるフレームSUVで、中国をはじめ、フィリピン、インドネシア、タイなど、東南アジアを中心に販売されています。

 テラは、ピックアップトラック「ナバラ」をベースとしたフレーム構造のSUVで、頑丈なボディで「どこにでも行ける(Go Anywhere)」を体現しました。

 ボディサイズは、全長4885mm×全幅1865mm×全高1835mmと、トヨタ「ランドクルーザープラド」と同等の大きさです。また、最低地上高は225mmと余裕があり、悪路走行も難なくこなします。

 外観デザインは、Vモーショングリルを装着する「日産顔」を取り入れ、フレームSUVの力強さを強調する一方、洗練された雰囲気も持ち合わせています。

 エンジンもナバラと同じ2.3リッターツインターボディーゼル(YS23DDTT)を搭載し190馬力を発揮。クラス最高レベルの加速性能を備えています。

 トランスミッションは7速ATを組み合わせ、駆動方式は2WDと4WDがあります。

 テラの室内は広々としており、3列シートを備えた7人乗りです。2列目はワンタッチで前方へ跳ね上がるタンブルシートを採用し、3列目シートへの乗り降りが容易なのも特徴です。

 また、静粛性を高めるガラスが採用され、走行中でも静かな室内空間を実現しました。

 さらに、安全装備として、テラはフレームSUV初となる「インテリジェント・リアビューミラー(IRVM)」を搭載しています。

 また、レーンディパーチャーウォーニング(LDW)やブラインドスポットウォーニング(BSW)、インテリジェントアラウンドビューモニター(IAVM)と移動物体検知機能(MOD)を搭載。

 これらの安全装備に加えて、ヒルスタートアシスト(HAS)とヒルディセントコントロール(HDC)を装備し、急な走行状況での速度制御をサポートするなど、コントロール性も確保しました。

 タイはでビッグモーターセール2019において「ベストセブンシーターPPV 4WD」賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

 タイでの価格は131万6000バーツ、日本円で約433万円です。

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 日産の小型商用車には、ピックアップトラック、バン、小型トラックがあり、フレームSUVと合わせると、世界で販売する日産車の6分の1を占める重要なカテゴリです。

 2022年までにLCVとフレームSUVの販売台数を40%増やすと同時に、ピックアップトラックおよびフレームSUVでグローバルリーダーとなることを目指しているといいます。

 さらに、日産が2020年5月28日に公開した動画「NISSAN NEXT: From A to Z」において、2021年11月までに投入される12の新型モデルのなかに、新型テラの姿を見ることができます。

 シルエットのみですが、存在感のある大型グリルやブーメラン型のヘッドライトなどが見受けられ、今後登場する新型テラへの期待が高まります。