引っ越しして住所が変わったとき、運転免許や車検証の住所変更もおこないます。どのような手続き方法なのでしょうか。また、変更しなかったときにどのようなことがおこるのでしょうか。

免許証の住所変更をしないと、最悪の場合は失効する可能性も!?

 引っ越ししたときには、住民票を移すなどさまざまな手続きが必要になりますが、運転免許に記載された住所も変更しなくてはいけません。

 そこで、引っ越しに伴う免許証の住所変更手続きについて調べてみました。

 新住所に引っ越した場合、法律的には「住所変更の手続き(正式には『運転免許証記載事項変更』)」をおこなう必要があります(道路交通法第94条第1項)。

「速やかに(変更した後の)住宅地を管轄する公安委員会に届け出なければいけない」と記載されているものの、車検証の住所変更などのように「15日以内」といった制限はありません。

 実際、引っ越しした後でも、それまでの免許証で運転することはできます。罰則規定も「2万円以下の罰金または科料に処される」となっていますが、これは変更手続きを怠っただけでなく、ほかの違反なども含めて悪質と判断されたときに罰則に処されるようです。

 それ以上に問題になりそうなのが、運転免許証の更新のお知らせのハガキが手元に届かない可能性があることです。

 引っ越しのバタバタで手続きを忘れたままでいると、更新のお知らせが以前の住所に送られてしまい、更新時期を逃して免許証が失効してしまうこともあります。

 また、身分証明書として使えないということにもなりかねないので、できる限り早めに住所変更手続きをしておいたほうがよいでしょう。

 運転免許の住所変更の手続きには、何が必要なのでしょうか。

「運転免許証」と「引っ越し先の新住所が確認できるもの(新しい住民票や住所が確認できる公共料金の領収証など)」が必要で、ほかの都道府県から転入した場合は、6か月以内の証明写真が必要になるケースもあります。

 これらが用意できたら、新しい住所を管轄する運転免許センター、または運転免許試験場もしくは、新しい住所を管轄する警察署で手続き可能です。

 運転免許センターなどと比べると警察署は混雑が少ないのですが、平日の8:30から17:15までに本人が直接出向く必要があります。

 手続き自体は、運転免許センターか警察署の窓口にある「運転免許証記載事項変更届」に記入して提出するだけです。費用は無料で、手続き自体は10分程度で終わります。

クルマの登録住所を変更する場合は軽と普通車で違う

 クルマも一緒に引っ越しする場合は、クルマの登録住所の変更(自動車保管場所証明書)も必要です。こちらは「引っ越し(住所変更)してから15日以内」という期限があります。

 この手続きは、管轄の警察署でおこなえますが、運転免許証の住所変更に比べると、用意する書類が多くなります。

・印鑑
・自動車保管場所証明申請書(車庫証明)
・保管場所標章交付申請書
・保管場所の所在図、配置図
・保管場所使用権原疎明書面(自分の所有地の場合)
・保管場所使用許諾証明書(貸し駐車場などの場合)

 これらの申請書類は警察署でもらってくるか、管轄の警察署のサイトからダウンロードすることが可能です。

 基本的な考えとしては「車庫証明の取り直し」と同じですので、交付されるまでは1週間前後かかることも考慮しておく必要があります。

 手数料(2000円から2200円程度+標章代500円)が別途必要になります。この車庫証明は、代理人が申請することもでき、その場合は委任状も必要になります。

 軽自動車の場合は、車庫証明の代わりに引っ越し先の保管場所届出を申請しなければいけません。これは引っ越し先を管轄する警察署で手続きする必要があります。こちらも約1週間程度で交付されます。

 住所変更の手続きをしていないと、自動車税の納付書や自動車保険の継続契約の案内、リコールの通知なども届かなくなるので注意が必要です。

 また、ナンバー変更をしないまま走行していることもありますが、変更手続きしていないことが発覚した場合、罰金を科されることもあります。

 ナンバーの再交付も15日以内に手続きしなければいけないことになっていますので、基本的に車庫証明の住所変更とナンバーの変更(再交付)はセットと考えておいたほうがよさそうです。