トヨタが北米市場で展開している高級セダン「アバロン」が2021年モデルにマイナーチェンジしました。アバロン初となる4WDの採用や新グレード追加など、どのような部分が進化しているのでしょうか。

トヨタの高級セダン「アバロン」がマイナーチェンジ!

 トヨタの北米法人は、同市場で展開している「アバロン」の2021年モデルを2020年7月15日に発表しました。

 アバロンは26年前に発売されて以来、ミッドサイズセダンとしてラグジュアリーさを巧みに表現したモデルです。

 2019年に登場した5代目アバロンのデザインでは、TNGAプラットフォームを採用したことで、張りのあるラインとクーペのようななめらかなシルエットを実現。

 よりエモーショナルなフラッグシップセダンに仕上げているほか、カラーバリエーションを充実させることで、自然でありながら洗練されたスタイルを演出しています。

 2021年モデルには、さらなるグリップ性能と滑りやすい路面での安定性を高めるために、アバロンとして初の全輪駆動システム(ダイナミック・トルク・コントロールAWD)をオプションとして設定。トヨタの北米法人は、「アバロンの販売台数の20%を占める」と予測しています。

 ダイナミック・トルク・コントロールAWDは、205馬力を発揮する2.5リッター直列4気筒エンジンと8速ダイレクトシフトATを組み合わせたもので、「XLE」と「Limited」用のオプションとして設定。なお、301馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒エンジンは2WD(FF)の設定となるようです。

 アバロンの販売台数の約3分の1を占めるハイブリッド車では、従来のニッケル水素電池に代わり、新しいリチウムイオン(Li-ion)電池を採用。さらに、低速走行時に歩行者にクルマの存在を知らせる「ビークルアプローチノイズシステム」を新たに搭載しました。

 また、TRDパフォーマンスモデルでは、ブラックルーフに「ウインドチルパール」または新色の「アイスエッジ」を組み合わせたツートーンペイントオプションを設定。

 加えて、今回の2021モデルからスポーティな「XSE」をベースとした「XSE Nightshade Edition」を新たに設定しています。

 2021年モデルのXSE Nightshade Editionでは、XSEブラックグリル、ミラーキャップ、リアスポイラー、ネームバッジに加え、ブラック塗装の19インチアルミホイール、ブラックウィンドウトリムとドアハンドル、ブラックシャークフィンアンテナが追加されました。

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 アバロンは日本では発売されていないモデルですが、同車に使用されるTNGAプラットフォームのGA-Kは、日本で販売される「RAV4」や「ハリアー」、「カムリ」などと同じものとなります。

 北米では、ミドルサイズセダンのポジションのアバロンは、日本ではラージサイズに分類されます。かつて日本でも2代目モデルが「プロナード」という車名で販売されていたことがありましたが、国内での発売予定は現時点では無いようです。