月極駐車場を利用していると、無断駐車の被害に遭うことがまれにあります。自分の契約している枠に駐車できず、パニックに陥る人もいるかもしれませんが、どのように対応するのが望ましいのでしょうか。

月極駐車場での無断駐車で警察へ通報するのはOK?

 月極駐車場を利用していると、自分の契約している枠内に知らないクルマが駐車されてしまうことがまれにあります。無断駐車をされた場合、外出先から帰ってきてから自分のクルマを駐めるスペースがないという事態に、パニックになってしまう人もいるかもしれませんが、まずはどのように対応すればよいのでしょうか。

 都市部でクルマを所有する場合、自宅の敷地に駐車場が含まれていないことも多く、そうした場合月極駐車場は不可欠といえます。

 月極駐車場で、自分の契約している枠に無断駐車された場合の対処法について、首都圏で駐車場を取り扱う不動産会社のスタッフは次のように話します。

「月極駐車場での無断駐車には、ふたつのパターンが考えられます。

 まず考えられるのは、同じ駐車場の隣の枠を契約しているクルマが、誤った場所に駐車してしまった場合です。もうひとつは、その月極駐車場とはまったく関係ないクルマが無断駐車している場合です。後者の方がより悪質といえます。

 どちらの場合においても、対応としてはふたつで、ひとつは不動産会社へ連絡すること、もうひとつは警察へ連絡することです。

 不動産会社に連絡いただいた場合、駐車場の枠を契約しているクルマのナンバーや車種、ボディカラーの情報がありますので、合致した場合は誤った場所に駐車した契約者に連絡することができます。ただし、殘念ながら連絡がすぐにつながらない場合もあります。

 ただし、まったく関係ないクルマが無断駐車している場合は、不動産会社から連絡することができませんので、その場合はもうひとつの対応である警察への通報、となります」

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 無断駐車を防ぐ方法としては、駐車枠からクルマが離れる場合に、カラーコーンなどを置いておくことが考えられますが、駐車場の契約内容によってはNGな場合もあるため、事前に確認が必要です。

 また、不動産会社のスタッフによると「不動産会社によっては、お客さまから連絡を頂いた後に、不動産会社から警察へ通報することに応じるところもあります。

 我々も場合によっては通報しますが、私の個人的な経験上、お客さまが直接警察へ通報した方が、警察の初動が早いという印象です。そのため、どちらかといえばお客さまご自身で通報するのがおすすめです」といいます。

 警察が対応にあたれば、無断駐車しているクルマに連絡をとるよう試みてくれます。

 一方、無断駐車の警告の張り紙をするなどして、相手のクルマに触れてしまうと、ボディに傷がつくなどして、相手が有利になってしまうリスクも考えられます。

 相手のクルマを動けなくする行為も、法律で禁止されている民事法の概念「自力救済」にあたります。

 営業時間内であれば不動産会社、そして警察へ連絡するのが望ましいといえるでしょう。また、聞かれてすぐ答えられるよう、クルマのナンバーや車種、ボディカラーなどの情報を控えておくのが賢明です。