水素で走るトヨタ「MIRAI」が間もなくフルモデルチェンジします。それに先立ち、トヨタのドイツ法人が新型MIRAIの情報を発表しました。

航続距離は30%アップしてより長距離を走れる!

 2014年にデビューしたトヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」が、日本で2020年末頃に2代目へとフルモデルチェンジします。

 すでに2019年10月の東京モーターショーでプロトタイプが初公開されていますが、今回トヨタのドイツ法人が新型MIRAIの詳細を発表しました。

 新型MIRAIは、デザインや技術、走行性能が大幅に進化します。なかでも燃料電池システムを最適化し、3つの水素タンクを搭載して全体の容積を増やしたことで、航続距離は従来モデルと比べて30%アップしています。

 さらに、後輪駆動車用のトヨタの新モジュラープラットフォームを採用。高いボディと剛性と低重心を兼ね備え、俊敏性と応答性が向上しました。

 走行性能においては、アクセルペダルの動きにダイレクトかつ均一に反応し、快適性と運転の楽しさを両立させています。

 また、従来モデルは4人乗りでしたが、新型MIRAIは居住性を向上させ、5人乗りへ変更されました。

 ドイツでは3つのグレードが用意されています。

 ベースグレードは、19インチアルミホイールやJBLサウンドシステム、ナビゲーションと12.3インチディスプレイを備えたマルチメディアシステム(Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応)に加え、スマートキーシステム、LEDヘッドライト、フロントシートヒーター、電動調整式フロントシートなどが装備されます。

 また、従来モデルから引き続き、運転支援システム「トヨタセーフティセンス」も搭載され、安全性も確保されています。

 中間グレードとなる「エグゼクティブ」は、ポリッシュシルバーカラーの19インチアルミホイールやアダプティブBi-LEDヘッドライト、フロントのマルチLEDインジケーターなどを装備。

 さらに360度カメラシステムや8色から選べるアンビエント照明、ステアリングホイールヒーター、レザーシートカバーなども採用されています。

 安全装備は、リバースアシスト(RCTA-B)、死角アシスト(BSM)、4つのセンサーを搭載したパーキングアシスト(ICS)が設定されました。

 最上級グレードの「アドバンスド」では、パーキングアシスタント(IPA+)や20インチアルミホイール(ブラック)、パノラミックルーフ、ヘッドアップディスプレイなど、装備内容が充実しています。

 さらに内装は、セミアニリンレザーシート(ブラック)が装備されており、要望に応じて明るいインテリアカラーも選択可能です。

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 ドイツでの新型MIRAIの価格は、ベースグレードが6万3900ユーロ(約784万円)から、中間グレードが6万6900ユーロ(約821万円)、最上級グレードが7万3900ユーロ(約907万円)です。

 2020年11月から新型MIRAIの生産が開始されるということですが、同時に生産能力を年間3万台に引き上げることが予定されています。