トヨタ「マークX」はマークIIから長い歴史のある同社を代表するクルマでしたが、2019年に生産終了となりました。今回は、オジサン世代が生産終了にがっかりしたクルマを紹介します。

マークX生産終了には日本中のオジサンが驚いた

 2019年、日本中のオジサン達が驚いたのが、トヨタ「マークX」の生産終了です。
 
 また、それ以外にも最近ではオジサン達ががっかりするようなモデルが続々と姿を消しています。今回は、そんな「オジサンがっかりモデル」を3台紹介します。

●トヨタ「マークX」

 1968年登場の「トヨペット コロナマークII」から続く「マークX」の生産が2019年で終了となりました。

マークXの先祖は、1968年に「コロナ」から分派した「コロナマークII」で、1984年に発売された5代目以降は車名からコロナが取れて「マークII」となり、2004年にはマークXになりました。

 最終型となったマークXは2009年に発売された2代目で、コロナマークIIのころから一貫してフロントエンジン、リアドライブというFR駆動を守っています。

 搭載されたエンジンは、トップグレードで最高出力318馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒自然吸気を採用。

 レスポンスが良くアクセル操作に対しリニアな加速感が得られ、スポーツドライビングに適したセッティングとなり、質感の良い乗り心地と操舵時の正確性や手応えは、ヨーロッパのスポーティセダンにも劣らないと評されたほどです。

 しかし、セダン市場の低迷とトヨタによる車種整理のため、2019年をもって生産を終了。

 同時にトヨタは特別仕様車「マークX 250S ファイナルエディション」を発売。プレミアムカー以外では数少ないFRセダンが、また1台消えてしまいました。

 なお、マークIIの生産は累計で約651万8000台、マークXが約36万3500台でした。

●トヨタ「プレミオ/アリオン」

 トヨタの小型セダン「プレミオ/アリオン」は、姉妹車でともに初代が2001年に発売されて、現行モデルは2代目になります。

 その現行モデルは2007年6月に登場して以降、何度かの改良があったもののフルモデルチェンジすることなく、2020年で13年が経ちました。

 搭載するエンジンは1.5リッター、1.8リッター、2リッターと、すべて直列4気筒ガソリンで、ハイブリッドは設定されていません。

 ボディサイズは全長4595mm×全幅1695mm×全高1475mm(プレミオ、2WD)と全車5ナンバー枠に収まり、市街地でも使いやすいサイズです。

 プレミオ/アリオンは、比較的年配の人をターゲットとしており、2016年からは先進安全技術の「Toyota Safety Sense」が一部グレードを除き標準装備されるなど安全面が向上されました。

 そうした地道な改良が続けられたにもかかわらず、大きく販売台数を伸ばすこと無く販売されていたプレミオ/アリオン。

 世の中的にセダン人気が低迷しているなかでも。オジサン世代からの需要が高く、販売店によれば購入の大半が50代超えだったといいます

 そんな、オジサン人気の高いプレミオ/アリオンですが、2021年3月末を持って生産終了することが明らかになりました。

 なお、2020年11月に中国で発表された新型「アリオン」は、車名こそ日本のアリオンと同じですが、プラットフォームは異なり、まったくの別物といえそうです。

昔、乗っていたオジサンも多い? あのミニバン。

●トヨタ「エスティマ」

 かつてミニバンは、1BOXタイプの商用車をベースとしたモデルから始まりました。

 そうしたなかで、トヨタ「エスティマ」が1990年に発売されました。丸みをおびたスタイルから、トヨタは「天才タマゴ」というキャッチコピーで宣伝するなど、スタイリッシュなミニバンとして話題となったのです。

 3列シートの7人乗りで、エンジンを前席下付近に配置したミッドシップ・リアドライブ(MR)とすることで、フラットな室内を実現するなど、先進的なミニバンでした。

 しかし、販売台数では後発のホンダ「オデッセイ」のほうが勝り、2000年発売の2代目ではオーソドックスなFFとなります。

 そして、2006年に現行モデルの3代目にモデルチェンジすると、その後何度かの改良が重ねられました。

 なかでも2016年のマイナーチェンジでは、フロントマスクの大幅な変更と、先進安全装備の拡充が図られるなど、発売10年でのビッグマイナーチェンジということで大いに話題となりました。

 そして、2019年10月にエスティマの生産が終了となり、約30年続いた歴史に幕を下ろしたのです。

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 今回は、トヨタ車から3台をピックアップしましたが、2019年には三菱「パジェロ」も生産終了するなど、オジサン世代ががっかりするクルマが淘汰される流れは今後も続くのかもしれません。