トヨタは2020年1月15日に新型ル・マン・ハイパーカー「GR010ハイブリッド」を公開しました。2021年のFIA世界耐久選手権での活躍に注目が集まります。

680馬力のV6エンジンと272馬力のフロントモーターを搭載

 トヨタは2020年1月15日に新型ル・マン・ハイパーカー「GR010ハイブリッド」を公開し、2021年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦することを発表しました。

 WECとは、世界三大レースと称されるル・マン24時間レースを含む耐久レースの世界選手権で、2021年シーズンはセブリング1000マイルレース(3月19日決勝)を皮切りに、全6戦がおこなわれる予定です。

 ル・マン24時間レースは、第3戦として決勝が6月12日から13日にかけて開催。日本では富士6時間レースが第5戦として決勝が9月26日におこなわれます。

 そんな2021シーズンのWECに参戦するトヨタ新型GR010ハイブリッドは、新たにはじまるハイパーカーカテゴリーという規定に沿って開発された新型車両で、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。

 エンジンの最高出力は680馬力で後輪を駆動するほか、フロント側には272馬力を発揮するモータージェネレーターユニット(MGU)が配されています。

 外観は、トヨタが開発中とされている次世代ハイパーロードカーを彷彿とさせるデザインを持ち、トヨタのレース活動と市販車の強いつながりを示すGRの文字をコンセプトとする、新しいカラーリングも特徴です。

 トヨタはWECの2019-2020年シーズン 第7戦 第88回ル・マン24時間レースに、GR010ハイブリッドの先代マシンとなる「TS050ハイブリッド」で参戦。8号車が優勝し、ル・マン3連覇を達成しました。

 2021年シーズンのWECで、GR010ハイブリッドがどのような活躍を見せるのか注目されます。

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 前述のとおり、モナコグランプリやインディ500と並んで世界三大レースのひとつとして数えられるル・マン24時間レースは、1923年に第1回大会が開催された長い歴史を誇る耐久レースで、24時間のサーキット周回数を競います。

 レースは、フランスのサルト・サーキットで開催されます。1周の距離は13キロメートル以上と非常に長く、またコースに公道が含まれており、期間中は公道を閉鎖することでレースが開催される非常設サーキットです。

 それではここでクイズです。

 1991年の第59回ル・マン24時間レースで、日本メーカーとして初の総合優勝を達成したクルマは、次のうちどれでしょうか。

【1】「TS010」

【2】「NSX GT2」

【3】「GT-R LMニスモ」

【4】「787B」

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 正解は、【4】の「787B」です。

 787Bは、当時のグループC規定に沿って開発されたレーシングカーで、マツダとそのレース活動を担当したマツダスピードが共同開発。搭載される4ローターのロータリーエンジンは最高出力700馬力を誇りました。

 ちなみに、これまでル・マン24時間レースで総合優勝した経験がある日本メーカーはマツダとトヨタのみで、日本人ドライバーと日本車の組み合わせで総合優勝した経験があるのはトヨタのみとなります。