高知県土佐市では、直径2mの大きな鍋で「つみれ汁」がふるまわれるこの時期恒例の祭りが開かれ、今年も大勢の人で賑わいました。

「宇佐大鍋(うさ・おおなべ)まつり」は、まちの産業を活性化させようと地元住民らが主体となって1995年に始まり、今年で24回目です。

▼リポート京面龍太郎
「祭りのメインが、大きな鍋で振舞われる『つみれ汁』です。近くで見ると迫力があり、いい香りも漂ってきています」


特産の、「一本釣りのウルメイワシ」を使った「つみれ汁」は直径2mの“大鍋”で作られ、祭りの来場者にふるまわれます。

会場では、250人以上が列を作り、中には、提供が始まる1時間半前から“いす持参”で列に並ぶ人も!

▼先頭に並んでいた男性
「孫、ひ孫のために並んじゅうがやき!『並んでくれ』って、頼まれてね、へっへっへ(笑)」


“大鍋”では「2000人分」のつみれ汁を作ることができるそうで、今ではすっかり祭りの“目玉企画”です。

▼つみれ汁を食べた親子
「母の地元が宇佐なので、おじいちゃんに順番に並んでもらって、食べに来ました美味しかった?」
「おいしかった」
「おいしいです、味が染みます」


コロナ禍を経て、去年4年ぶりに開催された祭りは、今年が“復活2年目”。

今年も大勢の人で賑わい、主催者は、祭りが、今後の地元観光の“起爆剤”となることを期待していました。