高知県議会6月定例会はきょうから一般質問です。濵田知事は観光面でのリカバリーについて「自然体験キャンペーンはニーズにあっている」と述べ、全国への訴求に向けた意気込みを示しました。一方、2022年夏に供用開始予定だった高知龍馬空港の国際線ターミナルビルは、先送りや保留となっている事業もあり、開始が延期される見通しです。

県議会6月定例会ではおよそ200億円の補正予算案が審議されています。ほとんどが新型コロナ対策費です。きょうからの質問戦では、新型コロナに関する質問が多く出ました。影響が大きかった観光については、予算案に宿泊や交通、体験観光事業者への協力金が盛り込まれています。濵田知事はこうした取り組みを踏まえ、「旅行者のニーズに沿って観光客を誘致する」と説明しました。

「この夏には四万十川を横断するジップラインや新足摺海洋館サトウミといった施設もオープンします。加えて宿泊事業者、交通事業者、体験観光事業者などを中心に『新しい生活様式』と『おもてなし』の実践に取り組んでいただく。これらの取り組みは直近の旅行者のニーズにも沿いますので全国に訴求できるポイントと考えている。」(濵田省司知事)

一方、2022年夏の供用開始を目指していた高知龍馬空港の国際線ターミナルビルは、新型コロナへの対応で中止や先送りの事業があることが報告されました。今年度予定していた基本設計などのプロポーザルも審査を保留しているということです。今後の整備の進め方について、県は9月県議会までに判断したい考えです。

「新型コロナで大きなダメージを受けている国際航空路線における需要回復の見極めが大変重要。令和4年夏の供用開始は難しい状況と考えている。」(岩城孝章副知事)

このほか奈半利町のふるさと納税をめぐる贈収賄事件や、返礼品の調達割合などルール違反があったことについて、濵田知事は「大変残念。奈半利町には自浄作用を発揮していただきたい」と述べました。