イベント中止や外出自粛で花の需要が落ち込み、国内最大の花き生産地の愛知県が揺れている。農水省によると、愛知の2018年の花き産出額は543億円で、2位の千葉県(193億円)、3位の福岡県(172億円)を引き離すが、新型コロナ終息は見通せず、関係者は「取引減少と価格下落」に不安を募らせている。

 3月は卒業式が軒並み中止になり、式典を彩る洋花の需要が低迷。愛知県などによると、バラは平均単価が一時、3割近く下がったほか、彼岸用の菊にも影響が出た。鉢植えの取扱量が日本一の「愛知豊明花き地方卸売市場」では、コチョウランなどの3月上旬の入荷が10〜15%落ち込んだ。