新型コロナウイルスの感染拡大による在宅勤務などの広がりを受け、地方銀行や信用金庫といった地域金融機関の来店客が急増し、窓口業務がパンク寸前の状態に陥っている。自宅にいる時間が延びた預金者が、不安心理も相まって近所から押しかけているとみられる。休眠状態の口座に残った小銭を引き出すなど不要不急の依頼が目立つ。「窓口崩壊」の危機に金融機関は、本来必要な中小企業への緊急融資業務に支障が出かねないと訴えている。

 「ウイルスが付いているかもしれない。新札に替えてほしい」。信金大手の城南信用金庫(東京)の川本恭治理事長によると、こうした申し出が支店窓口で後を絶たない。