新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化した3月に、外国為替証拠金取引(FX)の取引金額が過去最大の1015兆円に達したことが7日、分かった。有事に強いドルを巡り市場が混乱し、円相場が巻き込まれた。今後も新型コロナ流行の長期化などに警戒が強まれば、再び相場の乱高下や取引膨張といった局面が生じる可能性がある。

 金融先物取引業協会の集計では、3月の取引金額が2月の403兆円から急増し、これまで最大だった2015年1月の660兆円を大きく上回った。円とドルの取引で全体の7割を占めた。

 今年3月の東京外国為替市場の円相場は、1カ月間で10円程度の値幅に及んだ。