地金大手、田中貴金属工業(東京)は8日、金を1グラム当たり前日比54円高の6870円で販売し、税込みの小売りの指標価格として1週間ぶりに過去最高値を更新した。新型コロナウイルス感染拡大で不況が長引くとの懸念から、有事の安全資産とされる金の需要が増加したことが要因。

 金は株などの有価証券と異なり、そのもの自体に価値がある貴金属のため、経済危機などの際に買われやすい。小売価格は6月下旬以降、高値更新が相次いでいる。7日の米国の金先物相場も上昇した。