オフィス仲介大手の三鬼商事が9日発表した6月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0.33ポイント上昇し1.97%だった。4カ月連続で悪化した。上昇幅は、0.41ポイントだった2010年2月以来、10年4カ月ぶりの高水準。前月までわずかだった新型コロナウイルスの影響が顕在化した。

 オフィス空室率は、利便性の高い場所への移転、面積拡大に向けた企業の需要が強く、改善が続いてきた。しかし新型コロナにより潮目が変わった可能性がある。4カ月連続の悪化により18年11月(1.98%)の水準に戻った。