【ニューヨーク共同】世界的なメディア王、ルパート・マードック氏(89)が築いた「帝国」の家族経営に異変が生じた。次男ジェームズ氏(47)が12日までに、米ニューズ・コーポレーションの取締役を辞任した。編集方針などを巡る対立が背景にある。

 「編集内容やその他の戦略的決定に関し、意見の相違があった」。ニューズ社は7月31日、ジェームズ氏の辞表を開示。具体的な「相違」に言及しなかったが、メディアを通じて政治的な影響力を持つ一族の亀裂をうかがわせた。

 ルパート氏はオーストラリアの新聞社を振り出しに、買収を繰り返して巨大なメディア帝国を築いた。