原画200点で魅力に迫る 世田谷文学館で石ノ森展

原画200点で魅力に迫る 世田谷文学館で石ノ森展

 「サイボーグ009」や「仮面ライダー」で知られる漫画家、故石ノ森章太郎さんの多面的な魅力を、約200点の原画などで紹介する「萬画家・石ノ森章太郎展 ボクは、ダ・ビンチになりたかった」が東京都世田谷区の世田谷文学館で開かれている。

 石ノ森さんは1938年宮城県生まれ。エンターテインメント作品を量産する一方、サイレント映画のように言葉を抑制した実験的作品「章太郎のファンタジーワールド ジュン」や「マンガ日本経済入門」など斬新なテーマにも挑戦。後進育成のための入門書やエッセー刊行のほか、故郷などで漫画を生かした街づくりにも尽力した。

 肉筆原稿や写真など、計約350点の資料を展示。子どもたちを夢中にさせた「仮面ライダー」や「人造人間キカイダー」の格好良さに迫り、「―009」や「―ジュン」で取り組んだ、複雑な心理や超能力を表現する独創的なこま割りなどをじっくり見せる。

 61年に当時では珍しい世界一周旅行をした際の写真や、手塚治虫さんの死去後に依頼されて描いた追悼イラストなども展示。東日本大震災で被災した「石ノ森萬画館」(同県石巻市)が、再開するまでの経緯を写真で振り返るコーナーもある。

 6月30日まで開催。月曜休館で、連休中は4月27日から5月6日まで開館し、7日休館。問い合わせは同館、電話03(5374)9111。


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