【ソウル共同】日本の芥川賞に相当するとされ、韓国文壇で最も権威がある「李箱文学賞」を巡り、主催する出版社「文学思想」が受賞作の著作権を3年間独占するとの規定は「時代錯誤で不当な搾取だ」と作家らが猛反発、文学思想社が13日までに受賞作の発表を断念した。1977年の賞創設後初の事態。

 1月、優秀賞に選ばれるはずだった作家キム・グミ氏らが受賞作の著作権譲渡の規定を問題視し、受賞を拒否すると表明。過去の受賞者も賞返上を宣言するなど作家の間で抗議の声が急速に広がった。

 李箱文学賞は20世紀前半に朝鮮半島で活躍した作家、李箱の功績をたたえて文学思想社が設立した。