依頼を受けて人々の恨みを晴らす「地獄の復讐執行人」を描いた映画「地獄少女」。「カルト」「貞子VS伽椰子」を手掛けたホラー映画の名手白石晃士監督が、人気アニメの世界観に独自のエピソードを加えて実写化した。

 ブルーレイ、DVD発売(8日)に合わせ「どうしても間違いを犯してしまう人間の物語。彼らと一緒に苦しみながら見てほしい」と作品への思いを語った。

 午前0時、強い恨みを持つ者がアクセスできるサイト「地獄通信」に憎い相手の名前を書き込むと、恐ろしくも美しい地獄少女、閻魔あいが現れて復讐を果たしてくれる。ただし依頼者自身も、後に大きな代償を払うことになる。

 顔を傷つけられた歌手、友人を奪われた女子高生など、あいに復讐を依頼した人々が織りなすドラマが見どころの一つ。「青春群像劇でもある。ホラーは(他の)いろんな要素を取り入れて楽しんでもらえるのも魅力」と白石監督。

 あいを演じた玉城ティナについて「立ち姿が美しく、人間離れした存在感がある」と評価する。

 「原作のファン」という玉城の役作りにも感心させられたという。人と目を合わせたり、長い髪を気にしたりといった「人間らしさ」を一切出さず「人にあらざる役」を見事に演じた。「まばたきも我慢していた。かなり大変だったはずです」

 本作のような劇映画以外では、架空の出来事を記録映像風に撮影する「フェイクドキュメンタリー」も得意。「いつか全国公開の大作で作りたい」と話した。