夏目漱石(1867〜1916年)直筆の草稿や蔵書を集めた「漱石文庫」を所蔵する東北大付属図書館(仙台市)は、経年劣化を食い止めようと、高画質デジタルデータ化を始めた。資金はクラウドファンディング(CF)で募集。最新の技術やアイデアを駆使し、歴史資料を後世に継承する試み。担当者は「文豪の素顔を未来に伝えたい」と意気込む。

 同図書館では小説「それから」の構想を記したメモや日記、手紙など約900点や蔵書約3千冊を保管。漱石と親交の深かったドイツ文学者小宮豊隆が第2次大戦中に館長を務めた縁で、東京の漱石宅から移された。

 昨年末までに約468万円が集まった。