芸能界きってのパン好きで知られる女優の木南晴夏が、お気に入りのパン屋48店を紹介する「キナミトパンノホン」を刊行した。「パン愛」にあふれる一冊に込めた思いについて、木南は「日本のパンのおいしさ、すごさを伝えられたら」と語る。

 本書は、テーマを「食パン」「クロワッサン」「ベーグル」など9のカテゴリーに分け、写真と文章で構成する。

 匂いが漂ってきそうなパンの写真に加えて特徴的なのは、その文章表現。「むぎゅむぎゅっとひと噛みするごとに、小麦の甘味がじゅわっと」…。木南の独特の文体が、読む者の食欲をそそる。

 木南はNHK・BSプレミアムの番組「パン旅。」で日本各地のお店を巡り、雑誌「おとなの週末」ではパンのエッセーを連載中。幅広い知識を問う「パンシェルジュ検定」の2級を取得している。

 大阪府豊中市で過ごした小さい頃、母親がパンの配達の仕事をしていた。「上京して、自分のお金で好きなパンを買えるようになってからパン屋巡りが楽しくなった」。自然とそれが趣味になったという。

 今後「海外ロケに行って、いろいろな国のパンを味わいたい」という木南は、お店を持つことも夢の一つ。「セレクトショップのように、好きな名店のパンを少しずつ集めて販売する店が持てたらすてきだな」

 講談社刊、1760円。