北海道白老町に開業予定のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の運営主体・アイヌ民族文化財団の理事長で、元北海道大学長の中村睦男(なかむら・むつお)氏が4月17日、心不全のため札幌市内の病院で死去した。81歳。札幌市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻美和子(みわこ)氏。

 憲法学者で北大名誉教授。1997年のアイヌ文化振興法の制定に携わり、アイヌ民族文化財団のトップとしてウポポイの開業準備に当たった。

 2001〜07年に北大学長を務め、16年に瑞宝重光章を受賞。主な著書は「社会権法理の形成」「アイヌ民族法制と憲法」など。