大阪に、文楽が帰ってくる―。国立文楽劇場(大阪市)の秋公演「錦秋文楽公演」が31日、幕を開ける。新型コロナウイルスの感染が拡大し、同劇場や国立劇場(東京)は主催公演を相次ぎ中止。東京では9月に文楽の上演を再開したが、大阪では約9カ月ぶりで、待ちわびたファンから喜びの声が上がっている。

 国立文楽劇場によると、休演中にさまざまな対応を検討。太夫(語り)が発声した際の飛沫量などを微粒子可視化システムで検証し、前方約1mまで飛ぶことを確認した。

 そこで、太夫が座る場所の周辺や、最前列の席を除外した上、座席の前後左右を1〜2席ずつ空け、全体の席数を半分以下にした。