東京電力福島第1原発事故で一時全町避難した福島県大熊町で、有志が特産品だったキウイを復活させようと栽培を始めた。町民約1万人のうち98%が町外に避難するが、町と関わりたいという人も多い。収穫イベントなど、遠くにいる人同士が町で交流できる場をつくるのが狙いだ。

 4月中旬、町職員や住民らでつくる「おおくまキウイ再生クラブ」のメンバー約15人が雨の中、避難指示が昨年解除された地域にある約500平方メートルの畑で、18本の苗木を植えた。

 クラブの代表栗城英雄さん(39)は「特産を復活させることは町民の誇りを取り戻すことにもつながる」と話す。