農林水産省は、大豆など植物性タンパク質を原料とする「代替肉」の流通拡大に向けた検討を始めた。食肉の需要が世界的に増える中で、食料の多くを輸入に頼る現状を踏まえ、タンパク質の供給源を多様化するのが狙いだ。健康志向を背景に海外で注目が集まっており、既に複数の企業が代替肉を手掛ける国内でも市場活性化を図る。

 農水省は4月、食品メーカーや学識者らと共同で研究会を立ち上げた。代替肉や、動物の細胞を培養して増やし食用にする「培養肉」に注目し、企業に新商品開発を促す方策や、先端技術の活用などについて話し合う。食の安全性についても検討し、夏をめどに中間報告をまとめる。