2016年4月の熊本地震で被災した熊本県南阿蘇村の田んぼで7日、5シーズンぶりに田植えが始まった。県が整備を担い、生産性の高い農業が営めるよう農地を大区画化した。

 田植えが再開されたのは乙ケ瀬地区で、震災で田んぼが崩れて水路などが損壊した。被災後、地元農家の意向を踏まえ田んぼ1区画当たりの面積を平均で約5アール広げ、農機などが効率的に作業できるようにした。

 新しく整備した田んぼでは主食用米のほか、発酵させて家畜の飼料にする稲も生産する。今後は高い収益の見込める野菜も栽培する予定だ。コシヒカリを植えた藤本義雄さんは「おいしいコメを作りたい」と意気込んだ。