1968(昭和43)年6月29日、東京・新宿の花園神社に集まる観客の前でギターを手にするのは“アングラの旗手”唐十郎(から・じゅうろう)さん。俳優、劇作家、演出家、小説家など、さまざまな顔を持つ。63年に「状況劇場」を旗揚げ、紅テントの中で舞台と観客が一体化した演劇は若者たちの共感を呼んだ。