施錠せず、鍵を置いたまま止めていた車が盗まれて交通事故を起こした場合、車の持ち主は賠償責任を負うのか―。この是非が争われた訴訟で、最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は21日に上告審判決を言い渡す。二審東京高裁は「盗難の危険がある管理状況だった」として持ち主の会社に賠償を命じたが、第3小法廷は二審の結論を見直すのに必要な弁論を昨年12月に開いたため、責任を免除する可能性がある。

 一、二審判決によると、2017年1月18日、ワゴン車が盗まれた。従業員が施錠せず鍵を運転席の日よけに挟んだままにしていた。車を盗んだ男は居眠り運転し、停車中の大型トラックに追突した。