外国為替証拠金取引(FX)で生じた顧客の損失を補填したなどとして、金融商品取引法違反と法人税法違反の罪に問われた東郷証券(東京)の元取締役でプロ野球巨人の元選手林泰宏被告(58)に、東京地裁は12日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 共犯に問われた東郷証券の元顧問上村昌也被告(37)は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)とした。

 野原俊郎裁判官は判決理由で、利益を優先させる不適切な営業をしていたと指摘。「監督官庁の行政処分を受けることなどを防ぐため、顧客の苦情を抑え込もうとした」と述べた。