財務省が12日発表した2019年の関税法違反事件の取り締まり状況によると、覚醒剤や大麻など不正薬物の押収量は前年の約2.2倍の3318キロと過去最多だった。大口の摘発があった覚醒剤が全体を押し上げた。不正薬物の国内流入に歯止めがかからない深刻な状況となっており、財務省は警戒を強めている。

 覚醒剤は押収量が2570キロ、摘発件数が425件でいずれも前年の2倍以上になり、コカインも押収量が4.2倍の638キロと急増した。大麻を含めた不正薬物全体の件数は20%増の1046件だった。

 財務省担当者は「日本が一つのマーケットになっている表れだ」と危機感を示した。