愛知県の大村秀章知事は23日夕、文化庁による国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金支給決定を受けて県庁で臨時の記者会見を開き「一連の経過についてはご心配を掛けた」と文化庁に伝えたことを明らかにした。昨年9月の全額不交付決定の際には「裁判で争う」と対決姿勢を鮮明にしていたが、実利を重視して矛を収めた形だ。

 大村知事によると、文化庁側との協議の際に、企画展「表現の不自由展・その後」を巡る懸念を事前に報告しなかった点を謝罪。3月19日付で「県として文化庁に申告しなかったのは遺憾」とする意見書を文化庁に提出した。