広島大は24日、原爆投下による被害を受けた広島刑務所(広島市中区)の外塀の一部を寄贈するため英ケンブリッジ大に発送した。被爆した建造物の破片を同大学に贈るのは4回目。構内で展示される予定で、平和学習などに活用してもらう。

 寄贈したのは、2018年11月の刑務所解体時に外塀の内部から採取した重さ約27キロの石材1点。爆心地から約2キロの場所で原爆の強い熱線を浴びたとみられる。外塀は爆風に耐えて残ったが、刑務所の木造の建造物はほぼ全壊した。

 広島大研究員の嘉陽礼文さん(41)は「原爆で多くの人が亡くなったことに思いをはせてほしい」と話した。