栃木県佐野市の佐野厚生総合病院で2013年11月、入院中の60代女性が死亡したのは、手術後に詳細な検査を怠ったためだとして、遺族が病院を運営する佐野厚生農業協同組合連合会に損害賠償を求めた訴訟の判決で、宇都宮地裁は1日までに、病院側の過失を認め、請求通り約4800万円の支払いを命じた。判決は4月16日付。病院側は控訴した。

 河本晶子裁判長は判決で、女性は血管内に血栓が多発する播種性血管内凝固症候群(DIC)を発症していたと認定。血小板数が異常値になった時点で「詳細な検査をしてDICに対する治療をしていれば、生存していたと認められる」と指摘した。