北方領土・歯舞群島の貝殻島周辺でロシアとの民間協定に基づき日本の漁船が行っているコンブ漁の最中、誤って海に転落した漁師がロシア国境警備に救助されていたことが、26日分かった。漁師にけがはなく、その場で漁船に引き渡された。

 漁業関係者によると、今月14日に男性漁師が転落。警備局の監視艇から監督官がゴムボートに乗り換えて近づき、海から引き上げた。

 貝殻島は北海道根室市の納沙布岬から3.7キロの距離にあり、周辺はコンブの好漁場。戦後、ソ連側による拿捕が絶えず、1963年に民間協定を結んだのが漁の始まり。今年は今月3日に開始、根室市内の233隻が出漁している。