昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)が昨年4月に統一地方選の対象でなかった広島県内の首長や市議ら地元政治家の計11人に対し、現金計320万円を提供していたことが29日、関係者への取材で分かった。

 克行前法相や妻の参院議員案里容疑者(46)は合わせて94人に計約2570万円を提供したとされ、うち地元政治家は約40人。統一選の「当選祝い」「陣中見舞い」との認識で受け取った政治家もいたが、選挙がなかった地域ではこうした名目が成り立たない。東京地検特捜部は授受の経緯を調べている。