最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は6日、建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み、肺がんや中皮腫になったとして、神奈川県の元労働者と遺族らが国と建材メーカーに、元労働者1人当たり3850万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審弁論を10月22日に開くと決めた。

 全国8地裁に千人以上が起こした「建設アスベスト訴訟」で、上告審弁論は初めて。第1小法廷には今回の訴訟以外に東京、大阪、京都の各地裁で起こされた訴訟も上告されている。高裁段階の判断が分かれており、統一的な判断基準を示す可能性がある。