長崎は9日、被爆から75年の「原爆の日」を迎え、爆心地に近い長崎市松山町の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。田上富久市長は平和宣言で、小型核兵器の開発などが進み「使用される脅威が現実のものとなっている」と危機感を表明。各国の指導者に連帯を促し、実効性のある核軍縮の道筋を示すよう求めた。被爆者は「長崎を最後の被爆地に」と切なる願いを訴えた。

 宣言では被爆者の手記を引用して原爆投下後の惨状を伝え、米国やロシアを念頭に「核軍縮の約束をほごにする動きが強まっている」と批判した。