第一生命保険の元社員の女性(89)が山口県周南市で在職中、顧客24人から計約19億5千万円をだまし取った問題で、顧客のうち2人が4日、同社に被害全額を弁済するよう求める調停を東京地裁に申し立てた。被害弁護団が東京都内で記者会見し、明らかにした。

 弁護団によると、2人はいずれも周南市在住で、被害額は計2億3千万円。

 第一生命側は被害額の3割を賠償するとしているが、元社員の個人的な責任が大きいとして全額弁済には応じていない。

 弁護団は、元社員が社内で「女帝」と評されるほど大きな影響力を持っていたとして「第一生命が野放しにしなければ被害は防げた」と話している。