最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は、南京事件への抗議活動のため靖国神社(東京都千代田区)の敷地に立ち入ったとして建造物侵入の罪に問われた中国籍の郭紹傑被告(57)と厳敏華被告(28)の上告を棄却する決定をした。15日付。いずれも執行猶予付き有罪とした一、二審判決が確定する。

 判決によると、2人は2018年12月12日、靖国神社の「外苑」と呼ばれる敷地に侵入。郭被告が「南京大虐殺を忘れるな」と広東語で書かれた横断幕を広げ、位牌のようなものを燃やした。厳被告は様子をスマートフォンで撮影した。

 2人の弁護側は、立ち入りには正当な理由があったと無罪を主張した。