党首ら激戦区てこ入れ 首相「野党共闘は無責任」 立・国「政権慢心」批判

 参院選(21日投開票)は16日、終盤戦に入り、各党党首らは激戦区を中心にてこ入れを図った。安倍晋三首相(自民党総裁)は公示後、2度目となる新潟を訪れ、野党共闘を「無責任だ」と指摘。立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表は、両党推薦の無所属候補を応援するため広島で、安倍長期政権の「慢心」を批判し、野党への支持を求めた。

 首相は新潟県上越市などで街頭演説。情勢分析を踏まえ「あと少しで相手の背中がつかめる。新潟の勝利が政治の安定につながる」と訴えた。民主党政権で政治が混乱した結果、経済が冷え込んだとして「令和を迎えた今、あの時代に逆戻りするわけにはいかない」と主張した。

 岐阜市で比例代表候補の応援演説に立った公明党の山口那津男代表は「結果が大事だ。無責任な政党や口先だけの政治家に絶対負けてはならない」と強調した。

 枝野、玉木両氏が入った広島選挙区(改選数2)は2人の自民候補が議席を独占する可能性がある。枝野氏は演説で、自衛隊の日報隠蔽や老後資金2千万円問題などの政府対応を問題視。「こんな政治を安定させていいのか。1人は首相におかしいと言える政治家を出すべきだ」と危機感をあらわにした。

 玉木氏も広島県大竹市の演説会で「1強状態で最後は数の力で押し切ればいいという慢心とおごりがある。当たり前のルールが曲げられた」と語った。

 共産党の小池晃書記局長は東京都内で「大企業、富裕層、米軍への思いやりをやめ、庶民、高齢者、子育て世代への思いやりの政治を実現しよう」と述べた。日本維新の会の松井一郎代表は大阪市で「メタボな役所から筋肉質な役所につくり替える」と行政改革を訴えた。

 社民党の福島瑞穂副党首は熊本市で憲法9条改正や消費税増税を挙げ「暴走する政権をストップさせる」と意気込んだ。


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