【マニラ共同】フィリピンのロクシン外相は11日、同国内での米兵の法的地位を定めた訪問軍地位協定の破棄を在フィリピン米大使館に通知したと明らかにした。警察トップとして強権的な麻薬犯罪対策を指揮した現上院議員の入国ビザ発給を米国が拒否したため、ドゥテルテ大統領が対抗措置として破棄手続きの着手を指示していた。

 パネロ大統領報道官によると、協定は通知の受領から180日後に失効する。両国が締結している相互防衛条約や防衛協力強化協定は存続するため、直ちに安全保障に影響するわけではないが、両国関係に亀裂が入った形だ。