【ワシントン共同】暖かくなっても油断は大敵―。米科学アカデミーの専門家委員会は8日までに、気温と湿度が高まると新型コロナウイルスの感染力は低下する可能性があるが、世界にまだ免疫を持つ人が少ないため流行の抑止には政策による感染対策が必要だと提言する報告書をホワイトハウスに提出した。

 同アカデミーは米国で最も権威ある学術団体。トランプ大統領は2月に「暖かくなればウイルスはなくなるだろう」と楽観的に話していたが、専門家がいさめた形だ。

 委員会は世界の論文を評価して報告書にまとめた。夏の気候に相当するオーストラリアなどでも感染が急拡大している。